人は誰もが嫌われたくない、できたら誰からも好かれたい、そし
ていい人でありたいという「いい人願望」はあるものだ、いつで
も相談にのってくれる、誘ったら断らない、頼みごとを聞いてく
れるといった、いい人は便利だから人は集まる、でも誘いを断っ
たり頼み事を断ったりしたら便利な存在でなくなるといい人では
なくなってしまう。

あの人は親切でいい人と言われ頼まれれば断らなかったのがたっ
た一度の頼みごとを断ったたため友情にひびが入りその後自然消
滅というのはよく聞く話である、私が若い頃親しかった友人から
の頼みごとを初めて断ったことがあった、それはお金を貸して欲
しいというものだったが、まだ学生で仕送りを受けてる身で貸せ
るほどの持ち合わせがなかった。
ところが友人からは予想外な言葉が返ってきた「困ったときはお
互い様じゃないか」まず驚いた、腹立ちまぎれかもしれないが、
何を勘違いしてるのだろう、言葉の使い方を間違えてる、それは
私が貸した場合にいう科白じゃないか、正直愕然としたことを覚
えてる、その日を境に彼にとって私はいい人ではなくなった、当
然友情は崩壊、自然消滅となったが今思えばいい経験だと思って
いる。